まだ全部は読んでないが

空の石碑―幕府医官松本良順

空の石碑―幕府医官松本良順

空の石碑・幕府医官松本良順 /篠田達明

先日書いた、司馬センセの良順話は4巻あるので後回しにしてコチラを。同じエピソードが短く書かれているので、話がスイスイ読めるぞー(笑)。

冒頭から新政府軍による市川・船橋宿の焼き打ちシーン。私の生まれ育った場所や祖母宅があるあたりの話なので面白い。

まだ中盤です。



ミッキーマウスの憂鬱

ディズニーランドのバックステージを舞台にした青春小説。

ずっと気になってたんですが、こう見えて私はピュアなので(?)ディズニーランドの裏側なんて知りたくない気持ちがあるので読まずにいたんですが。

誘惑に負けて読み始めました。
軽いのであっちゅー間に読めた。


社会人としては未熟な、若い派遣社員の男の子がディズニーランドに派遣されて働くことになる話。
最初、読まなきゃよかったかなぁ〜と思いました(笑)。裏には夢や魔法とは無縁の現実の『おしごと』の世界が広がっている…という話で始まるのです。どこまでフィクションなんだろうか。

主人公の仕事への態度はリアルです。イラっとします(笑)。やる気はあるんだけど、自信や夢で頭でっかちになってて「こんな事やるの」とガッカリしたりして。
同世代や学生さんは共感できるかもしれないが、大人は「ウチにもいるよ、こういう若いヤツ!」とストレス感じるんじゃないかしら(笑)。

仕事に関する重大事件が起こり、裏方・ダンサー・本社の背広組の確執などを乗り越え、仕事への意識や仲間との絆が育っていきます。
そういう部分はさわやか青春話で、青臭いけど、頑張る姿や友情には感ずる所はありました。


が、そもそもミッキーの中身とか外身とかいう事を考えたくない人には向かないので、読まない方がいいです(笑)。

もし読み始めちゃったら、序盤でやめたらモヤモヤしっぱなしなので、最後まで読んで成長した彼らの姿を見たほうがよいかも。