房総ノスタルジア


電車の中で、80年代のチンピラみたいな若者を見ました。

1人はよく言えばB系(というよりだらしない)で、もう1人は、細いストライプのダボダボスーツ。



まだハタチそこそこ(聞こえた話によると実家暮しらしい)ですが、なんだそのカッコは!

あぶ刑事に捕まったチンピラみたいでしたよ!「勘弁してよ鷹山さぁーん!」みたいな感じだよ!



見た目、関わりたくない感じですが、わたし80年代とかVシネマとか好きなもんで、つい近くで観察してしまいました。

稲毛のはずれの商店街で、地方の演歌歌手みたいなカラースーツや和風柄のスエットの専門店を見たときと同じトキメキを感じましたよ。


ちなみに千葉よりもかなり奥まで帰るところだったようです。
房総のヤンキーは今もあんななのか…。期待を裏切らないなぁ。





シルバーシートであぐらをかいて二人で占領していたのですが、私が吊り革につかまって立っていたら、B系くんがチンピラくんに


「おめぇ、人が座れるように詰めろよ」



と言って私を座らせてくれたんですよ。


きゅん!!


バイクの話とか入れ墨の話とか、わりとワイルドな話もしつつ、「今は給料貯めてるけど、足りないから親に頼んでみる」とか言ってて、ふつーのオトコノコなのね。


「新しい服とか欲しいけど買う余裕ねぇよ」というB系くんに対し、チンピラくんは、

「オレ服とかいらないッスよ、貰ったいいスーツあるし。白いやつ。」



白いスーツ!!!!!

あんたどこまで本気なんだ!