父が熱中症
母のテキトーな性格のおかげで、父が危険な状態になっておりました(笑)。
今日、うちの両親が連れ立ってお祭りに行ってたようなのですが、昼ごろにスーパーのフードコートで弱っている父を見つけました。
「どうしたの、祭りは?つーか母ちゃんは?」
と聞いたら、
「暑くて気分悪くなっちゃって…。母ちゃんはボクを置いて買い物中。」
ただでさえヒョロヒョロなのに、かなりしぼんで見えました。
しばらくして母ちゃんが戻ってきた。
「もー、お父さんったらラーメンおごってくれるって言うから楽しみにしてたのにさ、帰るって言うんだもん!」
とご機嫌ななめ。 さらに言うには、
「屋台のフランクフルト食べたら、お父さんったら半分で気持ち悪くなっちゃってね〜。滝のように汗びっしょりで、途中でどうしても座りたいっていうから喫茶店に入ったんだけどやたら高いのよ!でも他に店がないから、しょーがないから私だけコーヒー飲んで、お父さんを涼ませてたのよ。ふふふ」
…ねえ、父ちゃんもしかして熱中症じゃないの? やばくない?
「あら、そんな深刻なもんじゃないわよ。休んでたら汗も出なくなったし。」
え、汗が出なくなったら脱水症状なんじゃねえの??
「でも、自販機でレモンジュース買ってあげたわよ。身体にいいでしょ」
脱水症状なんだから、そういうときは塩分を含んだスポーツドリンクだろうがよ!なんで「ビタミン吸収、お肌つやつや」みたいなもの飲ませてんだよ!
母ちゃんだって、こないだTVで熱中症のことやってた時、怖いわねーって言いながら対処法を見てたじゃないか。なんで覚えてないのよ!
「えー、どうしよう、そんな病気だなんて気がつかなかったのよー、暑いだけだと思って…」
暑いから熱中症なんだろうがよー!!
父ちゃんは脱水気味なのにペットボトル半分のレモンジュースしか飲んでいない事が判明。
昭和の頑固オヤジなので、吐き気やめまいなどもじっと我慢していたようで、帰宅してから塩をなめてました。
…かわいそうに。
私も中学の頃、熱中症で道端で意識朦朧として「水飲みたい…目の前が暗くなってきた…頭いたい…」と母に訴えたら、「もうすこし我慢しなさい!あんたはいつもワガママ言って。だから留守番してればよかったのに!」と、水も与えられずに連れまわされたのでした。
私がインフルエンザで40度の熱を出して、寝返りも打てない状態で「水〜、解熱剤〜」と訴えた時にも、「大丈夫、熱なんて寝てりゃ下がるわよ」と「三匹が斬る」の再放送から目も離さなかった母です。
あと、外で私が倒れた時、カルチャースクール(=太極拳)に行ってた母に「助けてー救急車呼んでー」と電話したら、気功の先生を連れて帰ってきて、「気で直してもらう」と真顔で言いました。
どうしてオバチャンっていうのは正しい知識を吸収できずに自分ルールで生きているのでしょう…。
よく無事で今まで生きてきたよオレ。