読んだ本いろいろいろ。


収集癖があるもんで、シャーロック・ホームズ関連だと内容にかかわらず買っちゃいます。でもここんとこ時代小説を読む割合が増えていて(買わなくても家にいっぱいあるから。)ぜんぜん買ってない。そして買っても読んでない。いかんな。


最近買ったのはこれ。まだ読んでないけど。

昨年出た本だけど、今だからこのタイトルに惹かれてしまったのでしょう。
いわずと知れた昼ドラの影響で。(「吾輩は主婦である」ね。)
実際、漱石がロンドンに留学していた時期は、シャーロックホームズが活躍したのと同じ時代なので、2人が出会っていてもおかしくない。←あ、ちょっとおかしい事言ってるぞ。私のアタマは物語から得た知識で作られてるので虚実が入り乱れていて、現実もフィクションも大差ないのだ。気にしないのだ。


思いのほか面白かったのはこれ。

新選組風雲録 函館篇 (文春文庫)

新選組風雲録 函館篇 (文春文庫)

洛中編、激闘編、落日編、戊辰編、箱館編の全5冊。さらっと読みやすく、登場人物がみんな男気あふれてて、忠義モノに弱い女性におすすめという感じ。表向きは新選組の馬丁だが、実は元・泥棒で土方の密偵となった忠助の目から見た新選組と土方さんの物語。鬼平読んでて密偵に感情移入しちゃう私には好みの話でした。江戸っ子気質も好き。


これは、去年の秋に読みました。男のロマンぎっしり。

黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

読んでいくうち、蝦夷に新しい国を作る夢が叶うような気がしてドキドキするのですが、ふと我に帰って歴史を思い出すとすごく切なくなるのでした。いや、でも読んでいる間は本気で成功すると信じていた。
年が明けて正月ドラマ新選組!!を見たときに、この本のことを思い出しました。ロマンチにぜひ読んでいただきたい。