名も知らぬ人々よ


電車にイマドキのずるっとした風体の学生カップルが乗ってきた。*1あ〜、こーゆー学生は満員電車でも遠慮なく喋るからなぁ〜と一瞬思ったのだが、あれ?静かだ。
彼らは手話で会話していた。話しかけるときにはお互いの体に触れて呼び、会話をするために常に見つめあっているわけです。耳の聞こえるカップルは、ラブラブ期が過ぎたらいちいち目をあわせて喋ったりしないで、テキトーに相づちを打ったりするよね…。そしていつしかすれ違い。今日見かけた彼らは、日常いろいろ苦労もあるだろうけど、そういう点ではとても恵まれているのかもしれないなぁ〜なんて考えたり。
「うるさそうなのが乗ってきた」とか思ってゴメンよ。人を見た目で判断してしまいました。反省。


そしてその隣にいた、一見フツーのサラリーマンは、一人なのに首を左右に振りながら、見えない誰かとずっと喋っていた。落語の練習?いやいや。なんかビジネストークみたいなハキハキしたしゃべりでしたよ。一人で会話が成立してたけど。何者でしょうか。人は見た目ではわからないねぇ。

*1:ごめんねオバチャン発言で。会社勤め人と若者の服装は一線を画するのだ。